on a high

アイドルを見ているだけの女

拝啓、ORβITとEαRTHへ。

2020年11月11日。
ORβIT、デビューおめでとうございます。

 

他のEαRTHの方のブログやnoteやtweetを見て触発されたので自分もちょっと記念になにか残しておこうかなと思って書き始めたのですが。
おそらく一番は新型コロナの影響で、それ以外にも今でこそわかる彼らの立ち位置で、ORβITがどうなっていくのかわからないという「不安な時期」がみなさんあったんだろうなあと感じるものがとても多く。


で、ちょっと言葉がわるいんですが、そもそも私、いろいろ掛け持ちしているからというだけでなく、その掛け持ちしてるジャンルがめったに動かない、つまり供給が無い(なんなら推しの生死すらわからない※三次元)ときとかざらにあったりして、餓えに慣れているとでも表現したらいいのかな、そんな立場で何書けばいいんだろうと。
だってそもそも(二回目)、私は日プリアタイ勢ですらないです。先にハマっていた母親に付き合って最終回だけリアタイしました。いろいろプレゼンされて最初に見つけた子はファイナルに残っていなかったし、次に見つけた子はファイナルにこそ残っていましたが「界隈の空気を見るに残らなくても不思議じゃない、なんなら一人でやっていける」とか悪いオタク特有の上から目線で見ていたし。そんな「次に見つけた子」も今ではドリパスの仲間ですけども。


そして、ふんわりとこれまでの練習生たちのパフォーマンスに興味が湧き、当時まだ配信されていた日プの本編を一話から見始めました。なんで見ようと思ったのかっていうログは明確には見つけられなかったんですけど、調べてみたら2月くらいには大澤くんのことをすっかり好きになっている。年明け早々に見始めてますね。気になった理由は「聡明さ」(from当時の自分)。まあこれは今回の本題ではないので置くとして。

他の(ほとんどが日プリアタイ勢の)EαRTHの方が不安だった時期とちょうど重なって私は日プの本編を見てました。メモしながら見て自分用に大澤くんのデータ記事まとめたり。あとは大澤くん繋がりで「いつメン」大好きになっていたので、春頃頻繁に行ってくれていた片上くんや中谷くんやヒコのインスタライブを見たり、WINNER兄組の入隊を見送ってメソメソしたり。今思えばこの兄組の入隊のことを考えたくないがために日プを見始めたのが一番の理由なのかなあ。自分が文字に残してないのでもうわからないんですけど。

公式ファンクラブが開設されたときも、わりと躊躇なく入会しました。推せる時に推さないと結局つらいのは自分だと今までの経験則によってわかっていたし。でもまあ自分の子供に、このFC入りたいんだけど!ってお願いされたら迷ってたかもしれないですね。そういう微妙な、絶妙な温度感をあの時期のTLからは読み取っていました。

 

潮目が明確に変わったのはどこからだったんでしょう。インスタライブでヨンフンさんがぽろっと「アルバム」と口にしたあたり?あんまりパブサしないようにしているので、このへんはしっかり界隈を見つめていたEαRTHさんに聞いてみたくもあります。

個人的にはやはり「DREAM PASSPORT(以下ドリパス)」の存在が公になったタイミングなのかなあ、と思います。ヒコの発表ですね。この頃にはすでにORβITは、言うなれば「株式会社ORβIT」みたいな、もろもろ自分たちでやりまっせ、という雰囲気を匂わせまくっていた記憶がありますので、その「匂わせ」に「他者からの証言による信憑性」を上積みされた感じ、とでも言いましょうか。ヒコがインスタライブで色々教えてくれたことも大きかったのではないかと思います。

 

アルバムやMVの準備のため、あるいはネタバレ防止のため、FCコンテンツの更新は途切れがちになりました。(そのなかでも「毎週更新」をギリギリまで守ってくれていた上原くんの存在はすごい)

当たり前っちゃ当たり前ですが、供給が途切れるとファンはさみしい。麻痺していた自分のなかの「三次元を推すオタク像」がアップデートされた感じでした。一年に一度新譜がリリースされるかもわからないグループのオタクなので…。いや本来は生死もわからない状況がおかしいと言えばおかしいんですけど。生きている人間を推すことの業みたいなものに考え込んだりしました。

その期間に本来よりずれ込んだグッズの発送があったのも、理由が遅延といえど結果としてはとても良かったですね。アクスタとかトレカとかやろうと思えば永遠に一人遊びできますし、トレード勢にとってはDMのやり取りやら梱包やら忙しい時期だったでしょう。今回のデビューにあたってまたトレード勢は忙しくなるのかもしれない。僻地から応援しております。

 

アルバムのトラックリストが発表され、ハイライトメドレーが公開され、いよいよデビューに現実味が帯びてきました。予想していたこととはいえ、かなりの割合で作品にメンバーが参加している。そりゃFCコンテンツも更新が滞るわけです。

「ルビット」のTwitterアカウントが稼働し始めたのは9月初頭。たくさんTLを賑わせてくれるかわいいマスコットですね。どこかの遊園地のくまさんをマイメロとするなら、こちらはクロミのような雰囲気で。好き嫌いが別れるキャラかなとも思いましたが、そして実際最初はちょっとザワザワしていましたが、今ではすっかり愛されキャラになったようです。おそらく。「隠し撮り」の画質が向上してくれるともっと人気者になるのでしょうね。

 

HMVとがっつり組んでいることや、スペシャTVでの配信の発表、U-NEXTでの映像コンテンツなど、それらは今まで運営、UNIONに懐疑的だったファンたちを安心させる材料になったと思います。二期星の方の数がわかればこのあたりもっとわかりやすくなるのでしょうが、ORβITに限ってはそこまで読み解こうとするのは不粋なことなのでしょう。「ただ楽しんでほしい」というボスのお言葉通り。

 

ついに本日アルバムが発売され、フラゲ日だけでなく通販組のEαRTHの手にも届き始めました。サブスク配信、DL配信でも同様です。彼らのチームが発表されてからここまで、長かったようにも短かったようにも感じられて、ひとりの僻地に住むオタクとしてとても不思議な心地です。他の方たちはどんな気持ちだったんだろう?

でも私のような節操なしにも確かなのは、今日という日がとても喜ばしい日であるということ。輝く惑星たちである彼らが、これからどんどん美しい軌道を描いていくのだろうということ。収録曲を一通り聞いて、最初に感じた気持ちは「嬉しい」でした。この「嬉しい」をじっくり咀嚼していきながら、今は合流することの叶わない日本組と韓国組が合流して、画面越しでなく笑い合える日を、心待ちにしています。

 

そしていつか舞台の上と下で。「Lazurite」の輝きを手に彼らに会える日がやってくることを祈っています。

 

…だらだらと書いていたらなんだか蛇行運転のような文になってしまいましたが、結びに。

EαRTHの皆さんにも新型コロナによってもたらされた様々な日常の変化に翻弄されている方がきっとたくさんいらっしゃると思います。彼らの「酸素」で癒される方が一人でも多いといいなと心から思います。

そしていつか舞台の下でともに輝かしい彼らの姿を見ること、楽しみにしています。

 

 

2020年11月11日、ひとりのEαRTHより。