on a high

アイドルを見ているだけの女

アドカレ2020 今年の私と音楽

ついに福岡でも雪が降ってしまいましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?ビア鯖アドカレ2020、12月18日の座をゲットし、2018年の回ぶりに参加しますあさおです。企画運営のてすとくんさんに感謝!

二次元三次元問わずアイドルが好きなのもありまして、予定の時点ではProduce101JAPANという地獄の話をつらつら書こうかなと思ってたんですが、色々あってなんか…そんなテンションでもないな…となったので、じゃあまあ色々書けそうなところで「今年音楽に感じたこと」というテーマで、日本と韓国5曲ずつ、あと判定不能1曲の計11曲についてだらっと書いていこうと思います。たぶんメチャ長くなるので、リモートワーク中に上司の目を盗むなどしつつ読んでください。

ではいきます!

 

日本

三浦大知/yours

Mastodonではあんまり話してないような気もしますが、ちびっ子時代から三浦大知の歌を聞き続けています。で、今年一番聞いてたのはこの曲。大知くんはコロナ禍においてコラボとかでさまざま新曲を出しましたが、やはりyours。一人勝ち。最近自分で作詞する曲が増えてる気がするな。

コレオビデオがとてもよいのでぜひ見てください。

そこで音が鳴ろうと鳴るまいと三浦大知は踊るのだ。「無力でも命燃やしてる」のです。それが三浦大知です。

 

creepy nuts × 菅田将暉/サントラ

やっと来たぞお茶の間に流せる歌詞の曲!Mステ初出演やったー!からの歌詞ド間違えR指定、もはや微笑ましかった…。他人事だからと笑っている菅田将暉と松永よ。仲良しか。後方彼氏面してしまう。

畳み掛けるようなR指定のパートすべてよいのですが、「ヒトの感情以外は何一つ生み出さぬ仕事」という歌詞があまりにも好き。「見たお前が勝手に重ねる仕事」も、ドルオタの自分には刺さります。勝手に重ねてごめんな…(懺悔)

関ジャムの裏面みたいな番組ことカセットテープミュージックにてスージーさんの今年ベストに挙げられてたりしましたが、マキタスポーツにあんまり響いてなかった(ように見えた)のもたいへん草でございました。

 

A.B.C-Z/lily-white

5 Performer-Z 通常盤

5 Performer-Z 通常盤

  • アーティスト:A.B.C-Z
  • 発売日: 2017/06/21
  • メディア: CD
 

YouTubeには無いので収録されてるCDのリンクを。全然最新曲とかではないんだけどなぜか今年いちばん聞いてたA.B.C-Zの曲これだった。なぜだ…。二位がたぶんGAME OVER!!!です。なんか歌詞がヘキに刺さる人多そうなんだよな。もちろん私のヘキにも刺さっています。

えびの盟友ふぉ~ゆ~の福ちゃんによる振付で、歌詞の「心に忍び込む」で忍びポーズする9人が微笑ましい。ライブ円盤でなんか端っこがごちゃごちゃ起きてるのいつ見てもニコニコしちゃう。自担が振付してたらこの雰囲気になってないだろうな…。

そして、作詞/作曲の井手コウジ氏は神。それだけは覚えて帰ってください。テストに出るから!

 

・Produce101JAPAN/やんちゃBOY やんちゃGIRL

当初アドカレで書こうとしてた地獄の番組より一曲。定期的に聞きたくなっては再生していたのでコンセプトの全5曲でおそらく一番聞いている。

「爽やかな風と君/この日々を忘れない/大人になったってね」の歌詞が放送終了一年経った今余計に沁みてくる。この曲は年々いい曲になっていくんだろうなあ…。

途中で挟まれる「かわいいーー!!」と待機室で立ち上がって叫んでいる全身黒い人が推しです。うるさくてかわいいね。着てる衣装はセクシー系なのにおまえ…。

 

・猪狩蒼弥(HiHi jets)/fence

こちらは貼れるリンクが何もない、なぜなら音源化もなんにもされていないから。まだJr.なので…。

じゃあ何で繰り返し聞いていたかというとNHKにて放送されている「少年倶楽部」内でパフォーマンスが披露されたのでそれの録画を延々聞いています。リモコンをポチポチ操作しながら。超不便ですが仕方ない。

ゴリゴリにヒップホップで攻撃的な歌詞なんだけど(サイレンまで鳴る)、じゃあこれ誰に対して喧嘩売ってるのか、という。歌詞に

「古臭いあれもこれも交換」とか、

「怯える強者/泣き出す王者/明日は我が身と震え出すSOLDIERS」とか、

「気づいた時には遅いほら/手も足も出ずお辞儀渡す王座」とかあるんですが、なんか深読みさせる感じがボカロ曲の遺伝子を感じますね。本人が「にじさんじ」大好きらしいんで、ちょっとは影響もあるんじゃなかろうかという邪推。

私が一番好きな歌詞は「いくらでも叩くでかい口/無口じゃ朽ちる芽生えずに」です。絶対デビューして音源化してくれ…。

 

韓国

・WINNER/MY BAD

MY BAD

MY BAD

前回2018年のアドカレで書きましたWINNERの最新アルバムから。メンバー四人のうち二人が兵役中、残り二人も来年再来年あたりには行くのかなという気配でしばらくグループとしての活動は望めませんが、コロナ禍直前に出たアルバムで一旦の「おわかれ」をしてくれました。早く帰ってきて~…。

さて楽曲ですが、こういう鬱々しい雰囲気の漂った気だるい楽曲があまりにも似合うのがWINNERだなと。なにしろデビュー曲のタイトルが「empty」だったグループだからな…。歌詞もなかなかなんだけどこれネイティブのニュアンスでどう聞こえるのか体験したい。

変幻自在の感情表現メインボーカル/繊細な表現で曲に深みを与えるボーカル/遊び心と曲への理解が深いリリックで低音のラップ/シンプルながらユニークなリリックの高音ラップという、四人しかいないのにそんな見事にバラバラなことある?というメンバー構成を改めて書くと、もはや二次元ゲームの世界だWINNER。ほんと早く帰ってきてくれ。当座のところはスンユンのソロアルバム待ってるぞ!

 

・IU/eight (Prod.&feat.SUGA)

「twenty-three」「palette」に続く、IUの年齢シリーズの新曲です。「28歳」というのは人生のさらに分岐していくような、今までの年齢シリーズで歌われた「23歳」「25歳」とはまた違った色がある年齢だと思うんですが、その分かれ道の中で、親交の深かった彼ら彼女らと違う道を選んで今も歌っているIUの、そんなIUなりの「28歳」。もちろんコラボしている同い年のSUGAも。この曲についてポエムっぽさ無しに書くの無理だな…。

太陽の下で影ひとつなくダンスをしよう、憂鬱な結末なんて無く、美しい記憶の中で会おう、そんな歌詞が続きます。SUGAのラップパートでは「別れはまるで災害メールのよう」「永遠なんて言葉は砂の城」と続く。

そして最後、「こんな悪夢なら永遠に目覚めないよ」という一節の歌詞で曲は終わる。でもMVは、主人公の少女は記憶の保存が完了したことにより目を覚ますという描写で終わる。

生きることを選んだ人は生きていなきゃいけなくて、何度「Forever young」と繰り返しても自分の時間は進んでいくし、愛しい人たちとはもう記憶の中でしか会えない。どれだけ悲しくてもそう歩いていくしかない。

そんな感じで、「思い出の中で会う」という行為への恐れを取り払ってくれた曲です。取り払ってくれたというか、忘れてしまうよりずっといいなと思えたきっかけかなあ。喪に服す期間が一区切りついたのかもしれない。

 

SEVENTEEN/Left&Right

セブチ、順調に人気を拡大しさらに深化させていっていていいですね。相変わらずジョンハンさんは美しいね。この曲は掛け声が良い意味でヤバすぎてもはや脳内で掛け声が再生されてしまう。「ちゃ~♪」「う~♪」ってやりたい。楽しそうなので。

みんな良い声しててよいのですが、ホシ&ウジのあのスパイス感はやみつきになる。セブチはとにかく聞いてて楽しい、プラスの快感が強い曲が多いイメージ。タイトル曲で憂鬱めのやつってDon't wanna cryくらい?しかしそっちも歌詞さえ知らずに聞いていたら方向は憂鬱さというより切なさなんですよね…。セブチの掲げるテーマなんだろうかこのへん。

セブチ関連で行くとユニット曲の「JUST DO IT」もよく聞いてた。それによって最近、「あれ?もしかして私はスングァンがオタク的に好きなのでは?推しなのでは?」ってなって来ています。ヤバい。さすがにもう課金先は増やせないので。

 

・MINO/Ok man(feat.BOBBY)

上述WINNERの主に低音ラップ担当、ミノのソロアルバム「TAKE」より。ミノの書く歌詞は韓国語ネイティブでも解釈がわかれたりすぐには気付けないひっかけが多すぎるらしいのですが、歌詞の解説読んでるとマジで何重もの仕組みに目眩してきます。バラエティーでのあだ名が「間抜け」の人が書ける歌詞かよ。怖っ。

ミノはゴリゴリのヒップホップ、しかもアンダーグラウンドの出自を持つというアイドルではわりとレアな属性だと思うんですが、そのヒップホップ性の発露の仕方がとても好きです。

この曲の歌詞にある「ホミファバン(※ソウルにある老舗の画材屋)で時計の価値を絵の具にFlexin'」というフレーズなんかは特にそうで、ステロタイプのFAMEには興味がなく絵を描くことや服のリメイクを好む自分、をこんなに短く表現できるのって、何を書いても文字数やばいことになる私からしたら魔法に見える。

そしてfeat.で参加しているBOBBYの歌詞のほうはいつもめちゃくちゃ英語が多いので韓国語よりさらに訳してもらわないとわからん上にミノよりスラングが多くて(キリスト教関連であろう単語も多い)もうお手上げなのですが、でもそもそも二人とも意味をわからないまま聞いてたってめちゃくちゃカッコいいラップをしているので、よしとする。語学やらなきゃな…。

 

・BAN YEDAM of TREASURE/WAYO

「YG宝石箱」という、下手したらプデュシリーズより鬼畜なシステムのオーディション番組によって成り立ったYGの末っ子グループTREASURE。の、プレデビューみたいな扱いでメインボーカルの一人イェダムがリリースしたソロ曲です。

このイェダムという子はいにしえからのYGのオタクにはそこそこ名が知られていると思うのですが、そのへんの事情に興味の無い人はだいたい顔の良い三浦大知みたいな扱いをすればいいと思う。これ大知識に見つかったらめちゃくちゃ怒られそうな言い方だな。

プレデビューでなんでこんな悲しい別れの曲やねんっていうのは宝石箱のなんやかやもあるのかもしれない。(半分くらいしか見てない)でもイェダムの歌がとてもうまい。うまさが伝わってくる。声変わりちゃんと守ってもらったっぽくてよかったです。

TREASUREのほうの曲をまだあんまり聞けてないので気力が出てきたら聞きたいなあ。アルバム楽しみ。

 

判定不能

・ORβIT/UNIVERSE

さて、ラストにして問題児です。この人たちのことをジャンル分けするのが非常に困難。各種サブスクサービスでもジャンルがまったく統一されてないっぽく、まあしょうがないよなという感じで。

デビューアルバム「OO」のリード曲であるこの「UNIVERSE」だけ聞くなら、多人種でK-POPやってるみたいな感じなんですが、アルバム曲はわりとJ-POPの色が強かったりもするし、個々人のもつ色がバラバラなので余計にジャンル分けできねえ。「やりたいものをなんでもやる」グループとして、ジャンルはブラックボックスとでも命名しておくのが平和な気もする。

UNIVERSEについて語るの難しいんだけど、間違いなく今年聞いた曲ランキングの上位に食い込んでるし、アドカレで扱う曲数を「11」にしたかったので難しいのに今苦労して書いています。

曲としては、推しであるSHUNYAと末っ子のYUGOのかけあいパートがめちゃくちゃ好き。ダンスもかけあいをしてます。日本組なので絡みの撮影ができたというのも理由のひとつかもしれない。

「あの(宇宙の向こう側に)

きっと(夢に見た光)

生まれ変わる細胞を感じて」※()内がSHUNYAのパート

ここのパートが来るたびにテンションがぶちアゲになる。しかしサビが全然歌えないので、カラオケで歌えるタイプの活動曲も欲しい。カラオケで歌いたい。

これ伝わる人がどれだけいるかわかんないんですが、白の食卓に白の椅子がたくさん並んでるシーン、「BLEACH」の藍染が虚圏で十刃とお茶してたシーン思い出しました。それっぽさがある。

 

 

はい、音楽の話をしていたはずなのになんか最後BLEACHの話になってしまいましたが、長かった道のりもようやくフィナーレです。やったね!長かった!前日に駆け込みで書いてるのに全然文章量の減らない自分はなんらかのバグだと思います。

まあそんなわけで来年もそこそこ元気にオタクしていきたいです。ライブも行きたいなあ。

そしてビアのみなさま来年もあさおの発狂にお付き合い頂けると、そしてたまに遊んでいただけると嬉しいです。

みなさま良き聖夜を!(アドベントカレンダーであることを考慮したあいさつ)

ではでは。

 

 

2020/12/17 あさお